ディープ過ぎる配信界!こうして私は配信者になった

みなさんは、「配信者」という存在を知っているだろうか?


配信者とは

主にインターネットで「配信者」と言えば投稿サイトに音声・動画をアップする人や、PeerCastなどのストリーミング配信ソフトで音声・動画を配信する人を指す。


その配信者は主に「ニコニコ生放送」「ツイキャス(Twit Casting)」「LINE LIVE」「ふわっち」などの生放送系サービスにいます。

生放送系のサービスと言えば、「ネット民・ネットヲタク」が好むWEBサービスというイメージが失礼ながらありました。笑


そんなディープ過ぎる配信界で一般ピーポーが約2週間、配信者をやってみた感想を紹介しよう。


一般ピーポーが配信者やってみた

1.Youtubeより気軽、ただしYoutubeより難しい

SNSのアカウントさえあれば、ログインして気軽に配信することができます。

インカメラ搭載のPC、スマートフォンであれば特別な機材も不要です。

ライブ配信なので動画編集スキルなども不要の為、配信者となるハードルは低いです。

しかし、その分、特別な芸(歌ってみた、弾いてみた)やソフト(NDC)などを使用しない場合は、自身の「トーク」1本で配信を行わなくてはいけません。


ライブ配信サービス「ふわっち」の場合


カメラを使用しての配信の場合も「歌ってみた」「弾いてみた」など以外は、「トーク」1本で挑むことに変わりはありません。


トークで1枠(※)に人を滞在させることがこんなにも難しいことだとは、実際に配信をやるまでわかりませんでした。

初めての配信で私は、あまりにも話すことがなさ過ぎて、自分のブログを片っ端から台本のように読み続けました。笑

※基本、1枠30分


2.自分の配信スタイルを持つ者のみ配信を制する

配信中に閲覧者は、配信者に対してコメントを送りコミュニケーションを図ることができます。

配信者の9割近くが送られてきたコメントを読み上げ、閲覧者とコミュニケーションを図る配信スタイルです。

ただし、この配信スタイルは閲覧者が多い場合のみ成立します。

大手(大物配信者)であれば、この配信スタイルでも成り立つのですが、そうでない場合は閲覧者ありきの配信となるため、非常に内容の浅い配信になります。

ツイキャスの場合

赤枠の範囲が閲覧者から送られたコメントが確認できるコメント欄


トーク中心の大手の配信を観ているとあるテーマを主軸に話しながらコメントを拾い、話を広げていくというのが配信スタイルになっています。

例えば、「こんな感じ」という例で実際の配信の様子を掲載しようと思ったのですが今回は自重しておきます。笑



どんな内容の放送をやっていたか?

私の場合は、「雑談」です。


そうだ、相席居酒屋へ行こう

相席居酒屋へ行く約束を会社の後輩とし、事前インプットの為、公式の相席居酒屋のサイトを閲覧しながら相席居酒屋の心得を学んだ放送


ハードロック放送

好きなハードロックの曲を紹介しながら閲覧者とマニアックな意見を言い合った放送


WEBの歴史

約10年前のWEBのトレンドなどについて放送している最中に煽り閲覧者が登場。

最終的には、「あなたのおっしゃる通りです」の一言でコメント欄に平和が戻った放送



3.「1」のインプットに対して「10」のアウトプット

配信中はパフォーマンスの場であります。

トーク中心の配信の場合、自分の持ちネタだけでは、話すネタが尽きることがあるので閲覧者から頂いたコメントから次の話題を拾い可能な限り話を広げます。



配信に「アンチ」「荒らし」という存在はつきものです。

特にこのアンチが配信において、キーマンとなり盛り上げ役となります。

配信界において(ただし、大手に限る)警察沙汰は当たり前、攻撃的な発言で人が発狂するレベルまで煽り、閲覧者を盛り上げる傾向にあります。


配信中に荒らし、アンチがきたら「ラッキー」と思い、枠から逃げないよう必要以上に煽りパフォーマンスに徹します。

終始閲覧者10名前後の和やかな雰囲気の配信より、閲覧者5名のアンチ戦争が巻き起こっている配信の方が圧倒的に盛り上がり、後者の方が最終的には野次馬含め閲覧者数が増えます。




配信を行う上で勉強のため、人の配信をよく見ます。

以降は、閲覧者側の視点での配信の楽しみ方についてご紹介します。


閲覧者視点での配信の楽しみ方

1.Youtuber・アイドル・タレントも配信者のホームグランドでは、絶対に勝てない

大手配信者と呼ばれる彼等の配信中の閲覧者数は、他配信者とは桁違が異なります。

閲覧者数桁違いの「大手」と呼ばれる2人の配信者をご紹介いたしましょう。


コレコレ

攻撃的な配信スタイルで閲覧者を飽きさせない 大手中の大手


彼の配信の強みは、圧倒的な閲覧者の数です。

有名Youtuberでも行って閲覧者数600人くらいのところ彼の配信は、常時1万5千人超え。

彼自身のキャラクター、配信内容自体も間違いなく面白いのですが、そこに拍車をかけるようにキャラの濃い閲覧者との絡みや有能過ぎる特定班が配信を盛り上げます。


神回

キャラが濃すぎる閲覧者が多いことがよくわかる放送(エロ閲覧注意)


特定班が有能過ぎることがわかる放送(過激閲覧注意)



みずにゃん

「便乗(配信)」の開拓者

ネットで起きていることはこのひとの配信を見ればだいたい把握できる


高学歴を生かした配信が特徴です。

評論家、コメンテーターのごとく幅広いジャンルの話題に対して「便乗(配信)」するのが得意。

架空請求業者撃退配信、凸待ち配信も特徴です。

また彼にもキャラの濃いリスナーがいます。


神回

キャラの濃いリスナーにまつわる放送


ちなみにコレコレさんとみずにゃんさん、とにかく仲が悪いです。笑

私は、2人とも好きなんですけどね。


2.まるでドラマのよう、配信界の人間模様がおもしろい

大手配信者同士の潰し合い、裏切り、暴露など終始過激であるのが配信界です。

配信でディスったかと思えば、実際に会って仲良くコラボし和やかであったり、かと思えば、たとえコラボした相手でも問題を起こせば互いに徹底的に配信のネタにします。


しんやっちょさんとみずにゃんさん(とリンリンさん)大手同士コラボ放送

この2人仲良いのですが、問題を起こせば互いに配信のネタにする仲でもあります。笑


何が言いたいかと言うと、彼らは根っからの配信者の為、私情と配信事情の境目が曖昧であるということです。

私たちの身近な友情であれば、「表向き仲良くしていたのに裏で悪口を言っていた」という感情を抱くところ、配信者同士はお互いの立場や境遇を理解し合っているので例え配信のネタにされようがディスられようが友情が壊れることがないのです。

一般ピーポーには、理解しにくいところではあるのですが配信者としてのプロ意識があるからこそ、成り立っている人間関係が彼等にはあります。

(ただし、犬猿の仲な配信者もいます。)


配信者に向いている人は、「自己主張が強い人」

大手配信者のみずにゃんさん曰く、配信者に向いているのは「自己主張が強い人」だそうです。

実際に自分がやってみて更にこれに追加するのであれば、「自己承認欲求が強い人」も配信者に向いていると思います。


ただ、配信とは怖いもので閲覧者欲しさに服を脱ぐなどの過激なことをやってしまう人もいます。

画面越しとは言え、配信先は全世界に向けてられているということを意識し、言動には最新の注意を払う必要があります。

個人上の流失などには、TwitterなどのSNS同様に気をつけて下さい。

特に配信界の閲覧者は、有能な特定班がわんさかいるので配信者に目をつけられたら晒されてしまう可能性があるので配信者はもちろんのこと、閲覧する側にも注意が必要です。

(大手には、絶対に凸してはいけない。)


気軽な気持ちで配信をやるべきではない

1つだけ言えることは、気軽に配信は始めない方がいいっていうこと。

なぜなら、新しいコミュニケーションのかたちとも言えるがリスクは高く、傷つくこともあり、人を傷つける可能性もあるからです。

ただ、自分の知らなかった世界に出会えた感激、感動もあることは間違いない。

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